気質分析とは
チームの気質の最適化は、すなわち適材適所である。
気質分析活用シーン
チームが上手く回らなくなった感じたとき
それまで上手く行っていたチームが上手く回らなくなったとき、 現状のチームの気質を明らかにすることで対処すべき問題が分かる。
例1 チームの成果や仕事の進捗が見えなくなった
-
管理する人
の気質を持った人がやる気をなくしている、または燃え尽きた。
管理する人
よりも
設計する人
の方が立場が上になっているとこのリスクが高い。(
管理する人
の得点が下がる)
- 管理する人 の気質が少ない人に管理の役割を担わせている。
例2 生産性が落ちた
- 職人 の気質を持っている人が落ち込んでいる、または 管理する人 と衝突し拗ねた。( 職人 の得点が下がる)
- つなぐ人 の影響力が落ち、足の引っ張り合いが起きている。( つなぐ人 の得点が下がる)
例3 雰囲気が悪い
- つなぐ人 の気質を持つ人が限界を超えた(精神的にダウン)。 管理する人 が生み出すストレスがつなぐ人のキャパシティを超えた。 管理する人 同士の競争が起こるとリスクが高まる。(つなぐ人 の得点が下がる)
例4 問題が放置される
- リーダー の気質を持つ人が燃え尽きた、またはキャパシティを超えるトラブルが起きている。( リーダー の得点が下がる)
例5 モチベーション落ちた
- 始める人 の気質を持つ人がビジョンを語らなくなった。( 始める人 の得点が下がる)
例6 計画倒れが増えた
-
設計する人
の気質を持つ人がやる気をなくしている。
設計する人
よりも
管理する人
の方が立場が上になっているとリスクが高い。(
設計する人
の得点が下がる)
- 管理する人 の気質を持つ人がやる気をなくしている。 始める人 が現場を混乱させ過ぎている。( 管理する人 の得点が下がる)
チーム編成を考えるとき
プロジェクトなどでチームの編成を考えるときに、プロジェクトの特性に合わせて、気質のバランスを考えると良い。
メンバーを新しく採用するとき
チームに必要な気質を明らかにしておくことで、採用すべき人財像も明らかになる。
気質分析で分かること
気質とは、「人より、ほんの少し努力すること辛くなくて、ほんの少し簡単にできること」が存在する領域のことである。
一言でいえば「得意」ということ。
チーム内の関係性や、チームに加わってからの期間によって変化する。
メンバーの得意、不得意が分かる
気質バランスチャートから、各メンバーの得意・不得意が分かる。
当人の気質と与えている役割が一致していなければ、役割を修正することで生産性が高まる、またはストレスが減る可能性がある。
周囲からの客観評価であるため、まだ本人が見せていない得意領域がある場合はチャートには表れない。
メンバーとなってから日が浅い方については、その可能性もあるため、様々な領域の業務にチャレンジさせてみると良い。
チームの得意、不得意が分かる
チームの気質別分析チャートから、チームが得意な領域、不得意な領域を知ることができる。
業務の特性などによって求められる気質は異なるが、あなたのチームに不足している気質があると感じた場合は、
チーム編成を変えたり新たにメンバーを加えたりすることを検討すべきだろう。
チームのメンバーが変わると、メンバー間の関係性が変わるため、気質のバランスも変化する。現在のチームにおけるそれぞれの気質の単純な足し算にはならない。
どのような気質バランスになるかは、基本的にはチームを作ってみなければ分からない。
自分が気づかなかった得意が分かる
周りからの評価と自己評価の比較チャートから、自己評価と周囲の評価のギャップが分かる。
自分が思う以上に周りが評価している気質がある場合、それがあなたの得意領域である。
自分が思うほどに周りの評価が高くない場合、それはあなたが「好き」な領域であって得意領域ではない。
その気質の評価が高いメンバーに役割を変わってもらうことで、チームとしての生産性は高まる可能性がある。
気質分析の特徴
客観評価
自分は得意と思っているが、周りはそう思っていない、という状況はただの「好き」であり、 気質的に適しているとは言えない。 したがって、気質の分析は客観評価により行う。
ただし、周囲による評価と自己評価を比較することには意味があるため、 自己評価のみを抜き出し他者からの評価との比較ができるようにした。(周りからの評価と自己評価の比較チャート)
回答に参加しない人もメンバーに追加可能
30問の質問に答えるだけ
スマホからも回答可能
レポートは3テーマ
レポートは16段階の総合評価に加えて、以下の3つのテーマのチャートを含む。
チーム編成や役割分担、人材育成などに活用できる。
気質バランス比較チャート
チーム平均と書く個人の気質バランスを比較するレーダーチャート。
誰がどのようなことを得意としている(と周りの人から思われている)のかが明らかになる。
あくまでバランスの比較のため、個人ごとの特定の気質の優劣をつけるものではない。
チームの気質分析チャート
チームの気質を独自のアルゴリズムで評価するレーダーチャート。
この点が高いほど、それぞれの気質がチームに備わっていることを表す。
自己評価と他者による評価比較チャート
自分の思いこみと他者からの評価を比較するバーチャート。各個人の自覚を促す。
自分では得意と思っていたけれどもあまり評価されていない領域を伸ばすのも良いし、
これまで気づかなかった自分の得意領域に磨きをかけても良い。